LabVIEW備忘録

National Instruments社のグラフィカル言語 LabVIEWに関する学習Blogです。

tdms記録の勘所

tdmsファイルはなかなか良く考えられたファイルフォーマットであり、LabVIEWを使うならこれを活用しないと損である。が、何も考えないでtdmsに記録すると嵌る。

時間チャンネルを生成する方法
http://www.kyowa-ei.com/jpn/download/product/special/ni_diadem/faq/time_channel.pdf

波形データをそのままtdmsに記録するとLabVIEW波形のt0とdt情報が記録される。これをDIAdemで解析しようとすると前記URLのようにデータポイントが等間隔であるという前提で時間チャンネルを作成する必要が生じる。これを防ぐためにtdms書き込み時には波形の時間チャンネルも同時に記録すると良い。時間チャンネル分の容量(DBL)が増えてしまうが、後作業の手間を考えると圧倒的に楽である。また記録開始→一時中断→記録再開などといった処理を同一ファイルに行う場合も絶対時間のチャンネルをつけておくメリットが大きい。
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DAQmxにはロギングという計測データをそのままtdmsに高速記録できる関数があるのだが、前記のような時間チャネルつけたりなど、ちょっと凝ったことをする場合にはあまり向いていない。