LabVIEW備忘録

National Instruments社のグラフィカル言語 LabVIEWに関する学習Blogです。

DAQデバイスが認識されない

Q:NI MAX(Measurement & Automation Explore)上でCompactDAQデバイスが見えているけど型番が正常に認識されないのだけれど(下図)?

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A:シャーシやデバイスが対応していません。または、タスク数がシャーシ仕様の上限を超えています。

図の場合は旧世代の9162に対応していないNI9205を差した状態で、不明なUSBデバイスとして認識されている。WiFi対応のNI ENET/WLS-9163も転送レートのためか対応デバイスが少ない。
NI-DAQmx 17.0 Readme - National Instruments

CompactDAQを使った計測システムを構築する場合、まずはMAX上でシミュレーションデバイスを構成しテストを行った後に実機でのテストをするケースが大半だと思う。シミュレーションデバイスはシャーシのタスク制限は無視しているのかアナログ入力モジュールを上限タスク数以上差しても動作してしまい、実機に移行するタイミングで嵌る。NI9178ではサポートされるアナログ入力は3タスクまで。旧機種9172ではアナログ入力1タスクまで。
いっぱいアナログ入力したい場合はcRIOでシステムを組むかシャーシを複数個導入する必要がある。cRIOは導入&学習コストが若干高いので、データ収録だけなら都度9172を買い足してくと楽。